カウンセリングをしている時も、いつも「自分は鈍いやつだ」という事を、うつ病患者さんとの共通の認識としている事からスタートします。
また、話をしていても(言葉は交わされていても)コミュニケーションが存分に取れていない事があるものです。
考慮してもみてください。精神科医やカウンセラーが、あなたが表現もしないのに「わかったふり」をして、そのままで診察やカウンセリングが進行していくほうが怖い事ではありませんか。
そうしていると、うつ病患者さんに分かってもらうおうと、自分で自分の心を探りながら、整理しながら話をしてくれます。
当然カウンセラーとクライアントの間で全ての事を話す必要はありませんが、話さない分誤解が生じる可能性が高いという事は認識しておかなければなりません。
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うつ病の認知療法は、即効性は期待できませんが、続ける事が大事です。
次に、いろいろ書き出した他の考え方のなかから、合理的な考えを選び出してみます。
自分のうつ病的思考パターンに気づけるようになったら、次の段階として、それを修正している作業にとりかかります。
記入する事が負担になってしまうようなら、頭の中でこの作業をしてみてもいいでしょう。
他の考え方がないか、調べてみるのです。
まず表にまとめるようなつもりで、うつ病的思考パターンにはまった自分の考えを書き、論理的に可能な他の考え方を書き出してみましょう。
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